第3回はSDGsを大枠のテーマとしております。まず、AIDS文化フォーラムの基軸である「HIV/AIDSの感染拡大防止」というテーマはゴール3の3にあります。そして、第1回、第2回のトークセッションの中で、様々な問題の解決策として『他人事を自分事に。』という話がでました。しかし、頭で分かっていても実際に「他人事を自分事」として捉えるのはとても難しい事です。 そこで、S、D、G、sの頭文字に合わせた活動家という一見全く接点のない活動をしている仲間たちを集めて、トークセッションや基調講演を行う中で共通の問題点や解決策を探していきます。「自分事の範囲」を広げていく事で、「他人事」として捉えられている様々な問題は、いずれ全てが「自分事」になると考えています。決められた価値観を学ぶというフォーラムではなく、色々な価値観に触れ、色々と考えるキッカケになるフォーラムです。
開催日 | 2019年9月8日(日) |
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会場 | UTAGE Nagoya |
時間 | 開場:9時30分 開会:10時 |
参加費 | 無料 | 主催 | AIDS文化フォーラムin名古屋運営委員会 |
後援 | 公益財団法人エイズ予防財団 |
協賛 | 株式会社ジンキャスト、中山POPセンター |
9:30 | 開場 |
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9:35~9:55 | 開会式 |
10:00~10:50 | 「差別は楽?!?」 渋谷幸靖、白井長興、山口敦子、Ai |
11:00~11:50 | 「ダメ絶対!はダメ絶対?!?」 森林原人、かずえちゃん、高橋弘恵、自見康弘 |
12:00~13:00 | お昼休憩 | 13:00~13:50 | 「学校教育の問題点」 国際医学生連盟 日本、日本薬学生連盟 |
14:00~15:30 | 「そうか!だからゴムしなきゃ!」 岩室紳也 |
15:35~16:00 | 閉会式 |
1994年「第10回エイズ国際会議」がフォーラム開催の始まりでした。アジアで初めての国際エイズ会議は、大きな注目を集めましたが、行政や学会中心の国際会議は参加費が8万円で、とても市民参加できるものではありませんでした。この時、国際会議に並行して草の根の市民版エイズフォーラムをやろうと、多くのボランティア・NGO・専門家たちが、AIDS文化フォーラムを立ち上げたのです。そこでは国際会議に集まるリソースパーソンを講演者にしたり、NPOのネットワークを作ったり、感染者によるパフォーマンスがあったり様々な試みが行われました。行政からの直接的援助は受けられませんでしたが、会場の提供など後方支援の協力は得られました。それが逆に市民ボランティアによる自立的な成長にもなり、行政と市民の協働による活動のモデルケースにもなっていると思います。